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株式市場の主要指数⑧ MSCIエマージング

前回は、MSCI社のインデックスの中で最も知っておくべき「MSCIコクサイ指数」を取り上げましたが、今回は、「MSCIエマージング・マーケット指数」を説明します。
 
まず、株式会社アイエフパートナーズ制作の金融リテラシー講座の図表をご覧ください。
エマージング・マーケット指数
 
MSCI指数ハンドブックによれば、「MSCI エマージング・マーケッツ(EM)指数は、新興国に上場する大・中型株を対象にしたインデックスです。現在1,379銘柄が採用されており、市場の約85%をカバーしています。」とあります。

2024年1月末で構成内訳を見ると、上位5カ国(中国、台湾、インド、韓国、ブラジル)で77%以上を占めており、中国の構成比率は、以前は30%を超えていましたが、24.9%まで落ち込んできました。代わりに、インドの比率が大きくなっています。
 
どのようなファンドが、MSCIエマージング・マーケット指数をベンチマークとして採用しているか具体的に見ていきましょう。アクサ生命のユニットリンクの新興国株式型やあいおいニッセイ同和損保の総合型確定拠出年金(forche)の運用商品の中にある野村新興国株式インデックスファンド(確定拠出年金向け)は、MSCIエマージング・マーケット・インデックスをベンチマークとしたインデックスファンドです。
 
新興国というと、BRICS(新興国主要五か国:ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ)を思い出しますが、MSCIエマージング・マーケット指数の構成国は、「7割以上アジア」と言ってよいでしょう。
 
中国と台湾を合計すると、42.9%になるので、新興国のインデックスファンドに投資するのは、躊躇しますね。
 
次回も、MSCI社のインデックスをご紹介します。

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